Ep 8.「鏡の法則」と「4628の特性」
podcast
Youtube
こんにちは、ディマティーニ・メソッド・ファシリテーターの井上久美子です。
みなさんは、日常生活の中で他人の言動にイライラしたり、「信じられない!」と腹が立ったりすることはありませんか?
今回は、人間関係の悩みを根本から解決するヒントとなる「鏡の法則」と、私たちが持つ特性の秘密についてお伝えします。
「鏡の法則」とは?
自己啓発の分野でよく耳にする「鏡の法則」。これは一言で言うと、「他人が示している行動や言動は、自分自身にもその特性があることを教えてくれる『鏡』である」という法則です。
例えば、家族が食後に食器を片付けず、ソファーでゴロゴロしているのを見てイライラしたとします。「やることをやってからゆっくりしてよ!」と言いたくなりますよね。
でも、自分の胸に手を当ててよく考えてみてください。お風呂に入らなきゃいけないのに、ついスマホを1時間も見てしまった…なんて経験はありませんか? 実は、相手の「怠惰」や「後回しにする」という特性は、形を変えて自分の中にも存在しているのです。
ディマティーニ博士が発見した「4628の特性」
人間行動学の権威であるジョン・F・ディマティーニ博士は、オックスフォード英語辞典を隅々まで調べ、人間の特性を表す言葉をすべて抽出するという壮大な調査を行いました。
その結果、見つかった特性の言葉はなんと4628個。 さらに驚くべきことに、これらの言葉はすべて「優しい」と「冷たい」、「働き者」と「怠け者」のように、2314組のペア(対)になっていたのです。
つまり、ポジティブな特性とネガティブな特性は、全く同じ量だけ存在しているということです。
良い部分だけを残すことはできない
この法則が教えてくれるのは、「私たちは誰しも、良い部分と悪い部分を半分ずつ持っている」という事実です。
自分の中の「良い部分」だけを残して、「悪い部分」を完全に排除することは不可能です。
そして、一見ネガティブに見える特性も、実は私たちにとって必要な役割を果たしています。例えば「怠惰」や「だらだらする」という特性は、心身を休ませ、命を守るために欠かせない要素でもあるのです。
イライラを手放す「魔法の問いかけ」
相手の許せない部分を見たとき、それは相手の一面だけを見て判断している状態です。そんな時は、自分自身にこう問いかけてみてください。
「私は同じことを、どこで、誰に対してやっているだろう?」
この問いかけによって、自分の中にも相手と同じ特性(ネガティブな要素)があることに気づくことができます。
相手にも自分にも、プラスとマイナスの両面があることを俯瞰して見られるようになると、相手への怒りがスッと消え、自分も相手も丸ごと愛せるようになります。
人間関係で行き詰まったときは、ぜひこの「魔法の問いかけ」を思い出してみてくださいね。
(※注記: 音声の冒頭では「2628の特性」と話しておりますが、正しくが「4628の特性(2314組のペア)」です。)