Ep 7.「休んでいいよ」が心から言えない
繊細なお子さんを育てていると、こんな葛藤を抱えることはありませんか?
「学校は休んでいいよ」と言葉では優しく伝えているのに、心の中では「やばいぞ、やばいぞ」と焦りや不安が渦巻いてしまう。
言動と本心が一致していないからこそ、罪悪感を感じて一番苦しいのはお母さん自身ですよね。
今回は、その「やばいぞ!」という気持ちの正体と、心をスッと静める方法についてお話しします。
1. 「やばいぞ!」の正体は心の中のカーナビ警告音
心の中で鳴り響く焦りの正体は、実はお母さんの心の中にある「カーナビ」のアラーム音です。
私たち親世代の心には、無意識のうちに「子どもは毎日学校に行くものだ」という初期設定のカーナビが標準搭載。
そのため、お子さんが「休む」と決めていつものルートから外れた瞬間、「ルートから外れました!危険です!」と激しい警告音が鳴ってしまうのです。 これはお母さんが悪いわけではなく、愛情ゆえの防衛反応に過ぎません。
2. アラームを止める「書き出しワーク」
この苦しいアラームを自然に止めるには、「学校に行かないデメリットとメリットを両方書き出すこと」が非常に効果的です。
デメリットの例:勉強が遅れる、集団行動が学べない、毎日のお昼ご飯の用意が大変、仕事にいけない
メリットの例:自分のペースが守られる、騒がしい環境からの解放、親子の時間、体を休めて労わる。そして何より「自分で自分を守るという一生モノのセルフケアができている」こと。
頭で考えるだけでなく、実際に紙に書き出してみることで、驚くほど心が穏やかになります。
3. 物事はいつも「フラット」である(自然界のバランス)
自然界の法則では、デメリットと同じ量だけ、必ずメリットも同時に存在します。
私たちはどうしても「学校に行く=良いこと」「休む=悪いこと」とジャッジしてしまいますが、本当は良い・悪いなどありません。ただ「今日は子どもが家で休んでいる」というフラットな事実があるだけです。
失っているもの(デメリット)と同じ分だけ、確実に得ているもの(メリット)もある。その両方をフラットに見られた時、心の中の警告音はウソのようにスッと消えていきます。
警告音おわりに:自分自身の心も労わって
「休んでいいよ」と言いながら心がザワザワする時は、ぜひノートを開いてこのワークを試してみてください。 お母さんは毎日、本当によく頑張っています。自分の中の愛情のカーナビに「教えてくれてありがとう」と伝えながら、少しずつ肩の力を抜いていきましょう。